2018年12月1日から高画質・臨場感あふれる映像の「新4K・8K衛星放送」が始まります。
現在のハイビジョンの2Kは約200万画素ですが、新4Kのスパーハイビジョンは約800万画素、新8Kは約3,300万画素と言われていて、鮮明な画像が提供されるようです。
2003年にBS放送が始まり、専用チューナーの追加やテレビ本体を購入した家庭が多くありました。あれから15年、テレビの買い替え時期と東京オリンピックが重なり、新4K・8K衛星放送を視聴出来るテレビが売れると予想されています。
ところで、マンションのテレビ視聴の環境はどうなっているのでしょうか? 新しいテレビを購入したが、新4K・8K衛星放送を視聴できるか? 心配になる方もいると思います。
BS衛星放送の種類を簡単に説明すると3つに分けることができます。
●4K 右旋電波、1,500~2,150MH2(メガヘルツ)、NHKBS、BS朝日、
BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、BS日テレ
●新4K 左旋電波、2,643MH2、映画エンタティメントチャンネル、
4KQVC(12月31日開始予定)、SHOP4K、
WOWOW(2020年12月開始予定)
●新8K 左旋電波、3,224MH2、HNKBA8K
(その他にCS110°左旋電波で8チャンネルが予定されています)
新4K・8K衛星放送はまったく新しい電波で、今はどこのマンションでも見ることはできません。右左旋共用アンテナに取り換えた上に、ブースター、分配器、分波器、テレビ端子等の交換が必要なマンションもあると思います。アンテナ工事等をいつ、どの様に行うか議論して、総会で承認してもらう必要があります。
その前に自分たちのマンションがどの様な状態にあるか? 確認することが大切です。BS258チャンネルのDライフが視聴できれば、右旋の4Kまでは今の状態で視聴することができます。左旋電波の新4K・8K衛星放送にどの様に対応するかゆっくり議論できます。
BS258チャンネルのDライフが視聴できない場合は、どこに問題があるか調査する必要があります。1998年〜2005年までに竣工したマンションはCSブロックコンバーターが設置されているマンションが多く、NHKBS・BS-TBS・BSフジの3チャンネルが12月1日から4Kでは視聴できなくなる場合があると言われているので、特に早く調査をしてください。
管理組合としては、調査した結果を組合員に報告し、総会開催を含めてどの様に対応するかアナウンスする必要があります。